年収1億円の株式投資

株式投資記録と分析

スルガ銀行は買い時か⁉ いつ買えばいいの?

以前、スルガ銀行の記事を上げたことがあります。

スルガ銀行(8358)の投資判断 買い時はいつ? - 年収1億円の株式投資

当時の株価は、まだ1200円でそこから次々と問題が発覚し半分以下の600円以下まで株価が下がってきました。

ãã£ã¼ãç»å

そして、とどめが第三者委員会の報告書(実際には事前に漏れた内容)です。

スルガ銀、不適切融資1兆円 書類改ざんなど :日本経済新聞

不適切融資1兆円って、タイトルが過激過ぎながら、これで大きく売られて、その後のリバウンドが今の状態です。

では、スルガ銀行への投資の有無について考えていきたいと思います。

 

スルガ銀行の内容

  • 総資産4兆3千億
  • 純資産3千億円(36百億円)預金4兆円を、貸出金3兆2千億円+有価証券1.5千億円+預け金9千億円などで運用
  • 3兆2千億円の貸出金のうち、2兆9千億円個人向けローン・・住宅ローン2兆円、その他ローン9千億円

    残りのローンは、地方公共団体向け貸出金(金利が低い)

  • 貸出金と有価証券を除いた、残り9000億円ほどは預け金運用。このほとんどは日銀預け金と推測
  • 貸出金利回りは、3.62%(地銀平均1.20%)
    デリバティブや有価証券、国債で運用するのではなく高利益の個人ローンで運用=利益率が高い構造

つまり、スルガ銀行は、規模的には中堅でありながらも個人向けローンの高金利により高い収益を保っていた銀行です。他の銀行のような低金利地方公共団体への融資や国債などでの保守的な運用をするのではなく、ある意味独自のビジネスモデルを構築していた銀行と言えるかもしれないです。特に、高額所得者向けの不動産投資用フリーローンは非常に魅力的な商品で、ニーズも高く収益性も高かったのだと思われます。

 

株価を押し下げている原因は?

周知の事実ではありますが、不適切融資です。

勿論、行員が不正していたなど法的な問題や会社のコンプライアンスの問題もありますが、やはり最大の問題は融資の焦げ付きだと思います。

これが幾らあるかによって全く違う話になっていきます。事実、前回決算を修正した際に貸倒引当金を増やしたことにより利益を削っていきました。

 

では、現在の貸倒引当金はどうなっているのでしょうか?

自己資本3600億円に対し、870億円

スルガ銀決算:シェアハウス関連引当金積み増し、業績予想修正を示唆 - Bloomberg

貸倒引当金をどのようにして算出しているのかは分からないのですが、仮にリリースにある1兆円が不適切融資であった場合はどの程度この引当金が増えるのでしょうか?

それによっては、増資または他銀行との統合の可能性もあるのではないでしょうか?

このあたりが私の懸念点です。

 

ただし、同行の倒産の確率はほぼないと思います。

十分な資産と取り付け騒ぎのようなものも起こっておらず、また金融庁が免許のはく奪や業務停止もなさそうな上に、営業利益も確保されています。ついでにシェアハウス関連の貸付が焦げ付かないように9割以上のオーナーと既にコンタクトし解決策を提案しているようです。

となると、どのタイミングで投資するかがポイントになってきます。

 

投資のポイント

  1. まず三者委員会の正式な報告が8末までにあります。それにより貸倒引当金がどの程度まで膨らむかが分かると思います。
  2. 次の金融庁による何らかの処分があります(会社自体はコンプライアンスの問題はあっても法的な問題は問われ無さそう。よって経営陣の一掃と業務改善程度になると思います)

この2点から、1)増資の必要性が出てくるかどうか? ⇒多分出てこない

2)他銀行との統合の可能性は? ⇒手を上げる銀行は無さそう(スルガ銀行創業家の岡野会長が辞任しましたが、株主としての岡野家の影響は強く、それを懸念して金融庁は他銀行との統合を検討しても、そんな厄介な銀行を積極的に受け入れるところは無さそう)

 

これらの問題が整理された後、同行の存続が確認されると貸倒引当金を考慮した適正株価に向かって株価が上がっていくと思います。よって、このタイミングが投資のチャンスな気がしています。

(それまで待てない人達のマネーゲームでその間に株価が大きく動きそうーーー既に動いてます)

 

因みにテクニカル的には、1000円と1500円、そして16000円付近に抵抗線があるので、1000円を超えると1500-1600円までは上がりそうです(現在の株価600円の2倍以上になります)このまま株価が上がり続けるとは思えないので、どこかで一度戻して、そこから1000円にむかって上がっていくチャートが理想的ですね。