年収1億円の株式投資

株式投資記録と分析

ルチル・シャルマが注目するアジアの未来

ルチル・シャルマとは

モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントの新興国市場およびグローバル・マクロ担当ディレクター

新興国市場で250億ドル、その他マクロ関連で150億ドルを運用し、世界で最も多くの資金を動かす投資家の1人。前著のブレイクアウトネーションズの各国の予測は見事で、大ベストセラーとなる。また、世界の「トップ・ヤング・リーダー」及び「世界の頭脳100人」にも選ばれている。

 

未来予測の格付け方法

  • 2015年から今後5-10年の予想
  • 10の評価基準を10段階で採点し「優秀」「平均」「劣等」に分類

↓評価基準の詳細は、こちらを参照して下さい↓

toushibito.hatenablog.com

 

高成長国が集中する南アジア『優秀』

  • 注目が低くメディアに報道されない(過剰経済にならない
  • 経済成長率6%
  • 製造業の脱中国の受け皿
  • 投資比率対GDP30%(工場への投資が多い)
  • パキスタンは、中国マネーの流入し治安が改善
  • バングラディッシュは、経常収支黒字化達成
  •  パキスタンバングラディッシュ生産年齢人口の伸び率2%
  • 過剰債務の基準以下で銀行が健全

 

展望が難しい評価据え置きのインド

  • モディ政権の改革は慎重
  • インフレ率が二桁から5%に低下
  • 自治州の力が強く、成長率5-6%を維持
  • 南アジアの成長率が高い恩恵を受けている
  • メディアからの関心が未だ低い

 

東南アジアNo1はフィリピン『優秀』

  • 高成長が5年続いているが過熱していない
  • 経済成長率6%
  • 政府の介入が少ない(電気、ガソリン補助金がなく、上場企業に国営企業がない)
  • メディアから注目されていない
  • 生産年齢人口が拡大中

 

東南アジアNo2はインドネシア『優秀』

  • 資源国なのに国際商品市場からの影響が小さい
  • 平均所得(3500ドル)が低いため成長の余地が大きい
  • エネルギー補助金の削減 ⇒ インフラへの投資増
  • 大臣の一新(改革姿勢)
  • 問題点は2025年に人口と平均年齢のピークを迎えること

 

東南アジアNo3はベトナム

  • 企業の1/3が国営企業
  • 財政収支赤字対GDP比6%新興国の平均の2倍)
  • インフラの充実
  • 海外からの直接投資対GDP比6%(東南アジアNo1)工場建設ラッシュ 農業国から加工貿易国への転換
  • 産業政策と地形学に不安

 

マレーシアとタイは『劣等』に転落

マレーシア
  • 産油国のため国際商品市場の下落が打撃
  • 製造業の復活に時間がかかる
タイ
  • バンコクに人口が集中し過ぎ(人口の偏在が経済格差を拡大させる)
  • 首都圏と農村部の政争で経済問題が後回し
  • 人口の高齢化と所得の低下
  • 中国とトルコに続く過剰債務国